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'12/2/2

高速道逆走、15%増の105件



 中国地方の高速道で逆走する車の認知件数が2011年、105件に上った。04年以降最多で、前年比15%増。逆走が原因の死亡事故も起きており、警察は注意を促している。

 中国管区警察局によると、広島49件▽岡山30件▽山口13件▽島根10件▽鳥取3件。特定できた運転者33人のうち半数の16人が70歳以上だった。

 原因別では、本線合流時に逆方向に進入するなどの「誤り」が17件で最多。「認知症」7件、「故意」5件と続く。「気がついたら逆走していた」「インターチェンジ(IC)を通り過ぎたのでUターンした」などと説明する運転者が目立つという。

 広島県警高速道警察隊によると、昨年12月に中国自動車道下り線三次IC―庄原IC間であった軽乗用車の逆走では、運転者男性(84)は「どこを走っているのか分からず、高速道だと思わなかった」と話したという。

 広島県警高速道警察隊の山本正規副隊長は、進行方向の道路標識を確実に確認して運転してほしいと強調。また「逆走を見かけたらすぐ110番を」と呼び掛けている。




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