2日午前11時45分ごろ、新潟県南魚沼市山口の「六日町八海山スキー場」のロープウエー山麓(さんろく)駅から東側約400メートル付近の沢で、スノーボードに訪れ、1日午後5時ごろから行方不明になっていた神奈川県茅ケ崎市の自営業川又大さん(39)を捜索隊が発見し、救助した。新潟県警南魚沼署によると、川又さんは軽い凍傷があるが、命に別条はないという。
同署によると、川又さんは1日朝から友人3人とスノーボードをしていたが、午後4時に友人の1人と電話で話した後、連絡がとれなくなっていた。2日午前7時半から、県警や消防、地元の山岳救助隊などの21人で捜索していたところ、スノーボードを抱えて沢づたいに歩いているのを発見された。
川又さんはスノーボードで雪を掘って穴をつくり、沢の水を飲んで一晩をしのいだという。付近の積雪は4.2メートルに達していた。