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大雪で数百台立ち往生 青森の国道

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 青森県横浜町有畑の国道279号で1日午後5時ごろ、大雪のため坂道を上れなくなったトラックとバスが道路をふさぎ渋滞が発生、同県野辺地町からむつ市にかけて約40キロが通行止めとなり、2日朝まで数百台の車が立ち往生した。

 300人以上が周辺の小学校などに避難し、一夜を明かした。横浜町でバスに乗っていた男性(26)が体調不良を訴え、救急車で搬送された。ほかにけが人はいないとみられる。

 大雪は、強い寒気の影響で日本海側を中心に2日をピークに3日にかけて続く見込みで、気象庁は引き続き雪崩や交通障害への警戒を呼び掛けている。青森市・酸ケ湯で2日午前中に観測された最大積雪は435センチに達した。全国で約150人が死亡した「平成18年豪雪」で記録した酸ケ湯の最大は453センチ。

 青森県の三村申吾知事は2日未明、災害派遣を要請。海上自衛隊が立ち往生した車両に残っている人がいないかどうか、一台一台で安否確認を行っている。

 県によると、横浜町や県が委託した除雪車が路上の雪を取り除いた。通行止めになっている国道279号は午前9時、1車線の除雪が終了。もう1車線の除雪をするため、路上の車を移動させる作業を始めた。

 午前10時ごろ、横浜町の避難所にいた約20人が車に戻り、隣の車線に移動させた。会社員の女性(31)は「やっと帰れるめどがついた」とほっとした表情を浮かべた。(共同)

 [2012年2月2日12時31分]


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