青森県下北半島のむつ市から野辺地町の間の国道279号線で、雪のため少なくとも100台以上の車が1日から動けなくなりましたが、除雪作業が進んで車が走行できるようになり、渋滞は解消に向かっています。
1日午後5時ごろ、青森県の陸奥湾沿いを南北に通る幹線道路国道279号線で、雪で立ち往生する車が相次ぎ、むつ市大曲から野辺地町有戸までのおよそ39キロの区間で、少なくとも100台以上の車が動けなくなりました。立往生した車の中には、地元の中学生が乗ったスクールバスなども含まれ、およそ250人余りが小学校や公民館などに避難しました。青森県などは、除雪車などおよそ20台を出して、南北2つの方向から除雪と車を移動させる作業を進め、青森県によりますと、2日午前9時に、すべての区間で車1台分が走行できるスペースが確保されました。現場では、避難していた人たちも徐々に車に戻り、渋滞は解消に向かっています。また、立往生した車から、1日、多数の救助要請が寄せられ、青森県の三村知事から派遣要請を受けた海上自衛隊のおよそ40人の隊員が、車のドライバーの安否確認などを進めています。警察や消防によりますと、これまでのところ、けが人などの情報は入っていないということです。現場では、大型車のすれ違いが難しいところもあり、渋滞がすべて解消する見通しはたっていないということです。