南太平洋のパプアニューギニアの沖合で、2日朝早く、およそ350人が乗っていたとみられるフェリーが消息を絶って沈没したものとみられており、周辺の海域で行方不明者の捜索が続いています。地元の日本大使館では、乗客の中に日本人がいなかったかどうか、確認を急いでいます。
パプアニューギニアの北東の沖合で、2日朝早く、およそ350人が乗っていたとみられるフェリーが、ニューブリテン島からニューギニア島に向かう途中で遭難信号を出して消息を絶ち、沈没したものとみられています。パプアニューギニアの当局によりますと、現在、オーストラリアの船舶や航空機の応援も得て、周辺海域で行方不明者の捜索が続いており、これまでに28人が救助されたということです。フェリーが消息を絶った当時、周辺の海域は悪天候に見舞われていたという情報もありますが、フェリーを運営する会社では、原因はまだ分かっていないとしています。このフェリーは、地元の住民が島から島へと移動するための交通手段としているもので、当時、外国人が乗っていたかどうかは分かっておらず、地元の日本大使館では、乗客の中に日本人がいなかったかどうか、確認を急いでいます。