青森の国道 100台超立往生続く
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青森の国道 100台超立往生続く

2月2日 6時42分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

青森県下北半島のむつ市から野辺地町の間の国道279号線で、雪のため少なくとも100台以上の車が1日から動けなくなり、現在も立往生しています。これまでにおよそ250人が国道沿いの小学校などに避難し、青森県は、除雪作業を急ぐとともに自衛隊に災害派遣を要請しました。

青森県によりますと、1日午後5時ごろ、青森県横浜町の国道279号線で、雪で立往生する車が相次ぎ、その後、むつ市大曲から野辺地町有戸までのおよそ39キロの区間で、少なくとも100台以上の車が動けなくなりました。この中には町立横浜中学校のスクールバスもあり、6人の生徒が乗っていましたが、その後、全員が近くの集会所に避難し、体調不良などは訴えていないということです。国道279号線は陸奥湾沿いを南北に通る幹線道路で、青森県などは除雪車などおよそ20台を出して除雪と車を移動させる作業を進めています。県によりますと、車が立ち往生した39キロの区間のうち、午前6時現在、37キロの片側車線で除雪が終わったということです。また、青森県の三村知事は自衛隊に災害派遣を要請しました。一方、横浜町などは国道279号線沿いにある小学校や公民館など12か所を避難所として開放し、これまでにおよそ250人が避難したということです。警察や消防によりますと、立往生している車の人からは「具合が悪い」などの多数の救助要請が寄せられているということで、青森県は車のドライバーに近くの小学校などに避難するよう呼びかけています。また、除雪作業の支障とならないよう避難の際には車のカギをつけたままにしてほしいと呼びかけています。青森県内ではこのほか、国道338号線でも雪で動けなくなった車の影響でむつ市で一時10キロを超える渋滞が起きましたが、青森県によりますと、2日朝までに渋滞は解消されたということです。