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モンゴル投資話6人逮捕 札幌の元社長ら 道内被害29億円

(01/11 14:55)

 モンゴルでの鉱物採掘事業をめぐる架空の投資話を持ち掛け、出資金名目で現金をだまし取ったとして、警視庁などは11日、詐欺容疑で東京都港区の投資会社「グローバルアイズ」元社長の河原正佳容疑者(52)=札幌市中央区南10西12=ら6人を逮捕した。

 警視庁は河原容疑者らが実体のないモンゴルの事業などへの投資名目で計約97億円を集めたとみて、裏付けを進める。

 逮捕容疑は2009年4月から7月にかけ、モンゴルの鉱物採掘業者に重機をリースする事業に投資すると持ち掛け、神奈川県南足柄市の女性(71)ら3人から計約1800万円をだまし取った疑い。

 生活経済課によると、河原容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認している。

 グローバル社は札幌、仙台、大阪、福岡に支店を展開。「金の採掘業者へのリース事業なので確実に収益があがる」「年間で最大約18%の配当が期待できる」とうたって出資者を勧誘。最も出資者が多かったのは北海道だった。

 グローバル社を設立した男=当時(53)=が10年11月に小樽市で自殺。集めた資金のうち約5億円を遊興費などに使っていたこの男が事件を主導したと警視庁はみている。

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