インフルエンザの流行が警報基準を超えました よりいっそう注意しましょう! ―手洗い・うがい、咳エチケットの励行を!―
課所名: 疾病対策課
担当名: 感染症・新型インフルエンザ対策担当
担当者名: 小泉・横山
内線電話番号:3557
直通電話番号: 048-830-3557
Email: a3590@pref.saitama.lg.jp
「埼玉県感染症発生動向調査」では、県内の第4週〔平成24年1月23日(月)から1月29日(日)〕
のインフルエンザの定点当たりの報告数が37.38人となり、流行発生警報基準(30.00)を超えま
した。
さらなる拡大も懸念されるため、引き続き注意しましょう。
○発生状況
・警報基準を超えた保健所
15保健所のうち、9保健所において流行発生警報基準を超えました。
・インフルエンザウイルス検出状況
A香港型の検出が多くなっています(24人が実施し、全員がA香港型でした)。
・年齢階級別の患者報告数
全年齢階級から報告があり、10歳未満が57.6%と最も多く、続いて10
歳代、30歳代、40歳代の順に報告が多くなっています。
・第3週[平成24年1月16日(月)から1月22日(日)]の状況
定点当たりの報告数は、17.74人でした。
・昨年の状況
昨年は流行発生警報基準値を超えたのが第3週、またピークを迎えたのが第4
週でした。
○インフルエンザを予防するためには・・・・
■手洗い・うがいの徹底
感染予防の基本は、まず手洗いです。外出後や不特定多数の人がさわるよう
なものに触れた後は、こまめに手を洗いましょう。
■「咳(せき)エチケット」を心がける
・咳、くしゃみや発熱などの症状があるときはマスクをしましょう。
・マスクを持っていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を覆い、周りの人か
ら顔をそらし、できる限り1~2m以上離れましょう。
・咳、くしゃみを抑えた手、鼻をかんだ手を洗いましょう。
■規則正しい生活習慣
日ごろから十分な休養とバランスのよい栄養をとり、規則正しい生活をする
ことで、体力や抵抗力を高め、感染しにくい健康状態を保ちましょう。
○「インフルエンザかな?」症状のある方へ・・・・
■急な発熱と咳(せき)やのどの痛みなどインフルエンザの症状がある場合には、
早めの受診を心がけましょう。
■妊娠している方、人工透析を受けている方、喘息や糖尿病などの持病のある方
は、なるべく早く「かかりつけ医」に相談しましょう。
※1 「埼玉県感染症発生動向調査」について
埼玉県、さいたま市及び川越市では、埼玉県医師会の協力を得て、県内にある
定点(モニター)250医療機関から、感染症患者の受診状況について毎週報
告を受け、流行状況を把握する「埼玉県感染症発生動向調査」を行っています。
※2 今冬の報告患者のうち、インフルエンザウイルス検査を実施したのは95人
で、そのうち92人(約97%)がA香港型でした。乳幼児や高齢者を中心に
重症化しやすいといわれていますので、特に注意しましょう。
※3 「流行発生警報」とは大きな流行が発生または継続しつつあると疑われること
を示します。また、「流行発生注意報」とは、今後4週間以内に大きな流行が
発生する可能性があることを示します。
☆ その他参考情報
・埼玉県衛生研究所(埼玉県感染症情報センター)ホームページ
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/surveillance/
・埼玉県疾病対策課ホームページ
http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/h05/
<参考>保健所別定点当たりの患者報告数
保健所別定点当たりの患者報告数 [PDFファイル/59KB]