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国道で立往生 自衛隊の派遣要請

2月2日 1時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

青森県の下北半島にあるむつ市から野辺地町の間の国道279号線で少なくとも100台以上の車がふぶきの影響でおよそ40キロにわたって動けなくなり、立往生しています。青森県は、除雪車など20台余りを出して立ち往生した車をけん引するとともに午前0時半に自衛隊に対して災害派遣を要請しました。

1日午後5時ごろ、青森県横浜町の国道279号線で、数十台の車がふぶきの影響で立往生しました。青森県によりますと、立往生しているのは、国道279号線のむつ市大曲から野辺地町有戸までのおよそ39キロの区間で、少なくとも100台以上の車が動けなくなっているということです。横浜町役場によりますと、この中には町立横浜中学校のおよそ10人の生徒が乗ったスクールバスも動けなくなっているということです。また、国道338号線でも雪で動けなくなった車の影響でむつ市内で午前0時現在、およそ2キロの渋滞になっているということで、県は1日午後9時から東通村の1か所で国道338号線を通行止めにしています。警察によりますとけが人などの情報はいまのところ入っていないということです。国道279号線は青森県の陸奥湾沿いを南北に走る幹線道路で、青森県と横浜町は除雪車など20台余りを出して立ち往生した車をけん引するなどしていますが除雪や救助の作業は思うように進んでいないということです。このため青森県の三村知事は午前0時半に海上自衛隊の大湊地方総監宛に災害派遣を要請して、国道279号線での救助などを求めました。また、むつ市と横浜町は国道279号線沿いにある小学校や公民館など9か所を開放する措置をとっています。むつ市と横浜町によりますと、午前0時現在で合わせておよそ190人が避難しているということです。青森県は立ち往生したドライバーに対して寒さなどをしのぐため、近くの小学校などに避難し、避難の際には除雪作業を進めるために車のカギをつけたままにするよう呼びかけています。