飲料用牛乳 放射性物質検査へ
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飲料用牛乳 放射性物質検査へ

2月1日 15時17分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

飲料用の牛乳について放射性物質の検査を行うべきだという声が上がっていることから、大手乳業メーカーなどが加盟する業界団体は、今月、東北や関東など17の都と県にあるおよそ180の工場を対象に飲料用の牛乳の検査を実施すると発表しました。

牛乳の放射性物質の検査については、都道府県ごとに、生産する前の原乳の段階で検査が行われていますが、工場で生産された飲料用の牛乳については、一部の県を除いて検査されていませんでした。しかし、ことし4月から牛乳に含まれる放射性セシウムの基準値がこれまでの1キログラム当たり200ベクレルから50ベクレルへと厳しくなることを受け、消費者からは生産後の牛乳も検査すべきだという声が上がっています。このため、大手乳業メーカーなどが加盟する日本乳業協会は、東北や関東など17の都と県にあるおよそ180の工場を対象に飲料用の牛乳に含まれる放射性物質の値を今月中に検査することになりました。日本乳業協会では検査結果を今月末に公表することにしており、「生産後の牛乳について、放射性物質の検査結果を公表することで、牛乳に対する消費者の安心・安全の確保を図りたい」と話しています。