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【社会】

職員会議の挙手採決禁止通知適法 反対元校長の判決で東京地裁

2012年1月30日 20時07分

 生徒から退職時にもらった色紙を手に記者会見する、都立三鷹高元校長の土肥信雄さん=30日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

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 職員会議で挙手による採決を禁じた東京都教育委員会の2006年の通知に反対した都立三鷹高元校長の土肥信雄さん(63)が、通知の違法性などを争った訴訟の判決で、東京地裁は30日、通知を適法、合憲と判断、都への約1850万円の損害賠償請求を棄却した。

 土肥さん側によると、挙手・採決禁止通知をめぐる司法判断は初めて。

 土肥さんは「通知は校長の裁量権を侵害し、教育の自由を保障する憲法に違反する」と主張。しかし判決は「一部の学校で、職員の挙手で校長の決定権が拘束される実態が生じ、通知は校長の権限を十分行使できる環境を整えるため」などとし、違法とは解されないと判断した。

(共同)
 

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