ＡＫＢ新曲ＭＶは過去最長３４分！監督は「北の国から」の杉田氏

　ＡＫＢ４８が２月１５日に発売する２５枚目のシングル「ＧＩＶＥ　ＭＥ　ＦＩＶＥ！」に付録されるミュージック・ビデオ（ＭＶ）が完成した。フジテレビ系「北の国から」シリーズの演出で知られる杉田成道氏（６８）が脚本と監督を担当。昨年８月に発売された「フライングゲット」の１８分を超えＡＫＢ４８史上最長となる３４分にも及ぶ大作となった。

　今月２２日の「ＡＫＢ４８　リクエストアワー」の最終日、１８人の選抜メンバーで構成されたグループ初のバンドが生演奏した「ＧＩＶＥ―」のＭＶは、異例の長編ドラマだ。定時制高校の生徒がバンド結成を機に生きる喜びを見つけ、卒業式を迎える―という物語で、昨年１１月、埼玉県内を中心に収録された。

　ギターの前田敦子（２０）は両親が離婚し、ラーメン店でアルバイトをしている。ドラムの柏木由紀（２０）はいじめられたトラウマを持つ。リードギターの高橋みなみ（２０）はケンカ癖があり、ベースの大島優子（２３）は借金返済のため風俗で働いている…という役どころ。教師役の陣内孝則（５３）が世間に嫌気がさした生徒たちにバンド活動をすすめて、卒業へと導いていく。

　「驚かされたのは、彼女たちのドラマセンスの良さで、のみ込みが早く、体のキレもよく、確かな青春ドラマになりました。バンドの場面では短い時間の中で、演奏の完成度をみせたのは驚嘆すべきものがありました」と“大御所”の杉田監督が満足する内容になっている。

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