モスクワ・タイムズが伝えるところによるとロシアの出生率が上昇しているのだそうです。
このニュースを読んだ時、ちょっとすぐには信じられない思いがしました。
なぜならロシアは慢性的に出生率が低い国だからです。
ところが2つの理由でロシアの出生率が上向き始めているのだそうです。
ひとつは単純に人口動態的な理由で、1980年から1987年にかけてソ連時代に出生率が上昇した時期があり、その子供たちがいま成人して子供を作る年齢にさしかかっていることが指摘されています。
もうひとつはプーチン首相が子作り奨励策を2006年に打ち出したことがロシアの若者たちのファミリー計画の考え方に大きな影響を与えたことが指摘できます。
この奨励策ではロシア人女性が2人目の子供を産んだ場合、もしくはロシア人の赤ん坊を養子にした場合、1回限りの出産手当金34.3万ルーブル(約1.1万ドル)が支給されるというものです。これはロシア人の年収の約1.5倍に相当します。
続きを読む
■最新記事
・Facebookは人類のOSだ 属する(belong)ということ
・ユーロが反落しはじめた 再びGDP成長率に注目すべき時が来た
・ルピー高を容認するインド - 沢利之
・東証は外国の取引所に吸収されろ 顧客サービス不在、既得権益にあぐらをかいた経営
・騰がっているのは金(ゴールド)だけじゃない ヒタヒタ押し寄せるインフレ
【関連ニュース】
経済・ビジネス