国会議員ら8人 尖閣を海上視察

2012年1月22日 10時05分

 【石垣】民主党の向山好一、自民党の新藤義孝両衆院議員と、砥板芳行、我喜屋隆次両石垣市議らが21日、漁船で尖閣諸島に近づき洋上から視察した。上陸はしなかった。国会議員による海上視察は1997年以来という。

 議員ら8人は漁船3隻に分乗し、同日未明に石垣島を出港。魚釣島や南小島、北小島の周辺を視察後、午後4時ごろ帰港した。

 帰港後、会見した向山氏は「中国との関係は難しいが、尖閣は水産、海底資源が豊富な地域」として、私有地である同諸島の国有化の必要性を強調した。

 新藤氏は同諸島周辺海域での中国調査船や漁船の領海侵犯に触れ、「国として言うべきことは言い、きちんとした外交関係をつくるべきだ」と述べた。

 砥板、我喜屋両市議は通信施設や避難港整備など、漁業のための環境づくりを進めるべきだと訴えた。

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