宮内庁は1日、天皇陛下(78)が心臓の精密検査をするために11、12両日に東京大病院(東京都文京区)に検査入院すると発表した。心臓を取り巻いている冠動脈の血流を見る造影検査を受ける。陛下は昨年2月に同病院で同様の検査を受け、ある程度の動脈硬化や血管が狭くなる狭窄(きょうさく)が判明している。
陛下は1月25~27日に宮内庁病院で定期健康診断を受けたほか、1月中旬に2度、皇居内で軽くテニスや卓球をして心電図を取った。その結果、心臓に必要な栄養や酸素が行き渡らない「虚血性変化」があることが分かり、念のため精密検査を受けることにした。
陛下は皇后さまとともに、2日から7日まで神奈川県葉山町の葉山御用邸で静養する予定。【真鍋光之】
毎日新聞 2012年2月1日 11時39分(最終更新 2月1日 12時05分)