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【グラニュース】


佐藤、テレビなし読書生活

2012年2月1日 紙面から

ユースの練習に参加し、クロスをあげる佐藤=豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 今季名古屋グランパスのトップチームに昇格したDF佐藤和樹(18)は、寮ではテレビを見ず、読書をして過ごす知性派だった。前日の30日に新人4人のトップを切って、選手寮「フォルサ三好」に入寮。その際、あえてテレビを持ち込まず、本数冊を携えた。昼は体を、夜は頭を鍛え、ルーキーがサッカー漬けの日々で飛躍を期す。

 晴耕雨読か、蛍雪の功か、ともかく夜の佐藤は本の虫になる。30日にみよし市内にある「フォルサ三好」に晴れて引っ越し、「みんなが持ち込むものを持ち込みません。テレビです。その時間をサッカーにあてます」と宣言。夕食後などの自由時間は、読書タイムにあてる。

 新人を含めた現役選手10人と地方出身のユース選手が暮らす選手寮。食堂には42型の大型テレビが設置されており、ニュースはもちろんJリーグや欧州サッカーが流れている。ほとんどの選手が個室にテレビを持ち込んでいるが、なくても決して困ることはない。

 佐藤が持ち込んだのは、新人らしく昨今のサッカー関連書籍が中心だ。まずは、サッカー界きっての読書好きとしても有名な日本代表MF長谷部誠(ウォルフスブルク)の著書「心を整える。」。110万部以上を売り上げたベストセラーだ。同じく日本代表DF長友佑都(インテルミラノ)の「日本男児」も、同じ左サイドバックとしては外せない。さらに世界最強クラブ、バルセロナのグアルディオラ監督が語る「グアルディオラのサッカー哲学」もある。

 ちなみにグランパスのストイコビッチ監督の01年の著書「セブン・イヤーズ・イン・ジャパン」については「えっ、監督も本を出しているんですか!?」と知らなかったが、「先に読みたいですね」と近日中に準備する予定。偉大な先人たちの言葉から試合に臨む心構えや戦術、哲学を学び、プロの世界を生き抜く糧とするつもりだ。 (宮崎厚志)

 

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