蹴球探訪
ゴン中山 来季も現役続行へ(12月10日)
トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事
【大リーグ】Bジェイズが広島・栗原獲り!? ベンチコーチがキャンプ視察へ2012年2月1日 紙面から 【アーリントン(米テキサス州)大城和美】ブルージェイズが広島・栗原健太内野手(30)の獲得調査に動くことが31日、明らかになった。元マリナーズ監督でBジェイズの現ベンチコーチを務めるドン・ワカマツ氏(48)が2月2日から広島キャンプ(沖縄市)を約1週間の日程で視察することが決定。コーチ自らが臨時スカウト役を買って出るかたちで、栗原に関するもぎたて情報をかき集めるもようだ。栗原は昨年11月にFAを行使せず広島と1年契約での残留を決意。順調にいけば今季中に海外FAの権利を取得する予定で今後の去就が注目される。 ポスティングシステム(入札制度)でダルビッシュ獲得に失敗したBジェイズが早くも先手を打つ。ワカマツ・ベンチコーチが広島キャンプを訪れ、今季後にメジャー挑戦の可能性がある栗原を生チェックすることになった。 同氏は広島・野村監督と数年来の友人で、一度日本のキャンプを見たいと連絡したところ二つ返事で招待してくれることになったという。自身のチームも2月22日からの春季キャンプを控えており、メジャーの現役コーチの視察は異例中の異例。ワカマツ氏も「ケニー(野村監督)とは友人でね。どんな風に練習を計画、準備するのか。メジャーほど数が多くないグラウンド数でどれだけ効率よく打撃練習するのか勉強したい」とキャンプを心待ちにした。 最も大きな仕事は栗原の素養をチェックすることにある。日系4世のワカマツ氏はメジャー初のアジア系指揮官として2009年にマリナーズの監督に就任。イチローや城島(現阪神)を指導した。米球界は日本の野手の評価が年々低くなっていることから、自分の眼力を通じての実評価をBジェイズの編成部門に提供するとみられる。ワカマツ氏も「日本野球を観察し、何かブルージェイズに役立つことを持って帰りたい」と話した。 栗原は今季終了後のメジャー挑戦を視野に入れている。昨年11月にはFAを行使せず広島残留を決意。1年後の海外FAを見据えて1年契約を選び、推定年俸1億6000万円プラス出来高払いで更改した。プロでは通算153本塁打を放ち、広角に打てる長打力が売り。Bジェイズ側が実際に獲得に動く場合は、今から判断材料を集めておくのは当然のこと。本気度がうかがえる。 このオフのBジェイズはダルビッシュ獲得争いでレンジャーズに入札額で敗れ、レ軍・上原とのトレードを画策した際もまさかの拒否権行使で袖にされた。今回のキャンプ視察が吉と出るか、凶と出るか。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|