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2012年1月31日(火) 19:14 |
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雇用情勢、依然厳しい状況が続く
岡山・香川の金融経済動向と有効求人倍率が発表されました。 依然として厳しい経済状況が続く中、岡山では、去年暮れに開業した倉敷市の大型商業施設が、景気の下支えの役割を果たしているようです。
日銀岡山支店の高口支店長はこのように述べ、倉敷市の大型商業施設が、特に個人消費の面で刺激を与える役割を果たしているとの見解を示しました。 また雇用面でも、施設のオープンに合わせて、パートを中心に飲食サービス業の求人が増えたことなどから、岡山労働局が発表した先月の岡山県の有効求人倍率は1.00倍と、3年1ヵ月ぶりに1倍台を回復しました。 しかし、主要製造業の生産は、特に自動車や鉄鋼などで円高による影響が出始めているとして、日銀岡山支店は「持ち直しのペースが鈍化している」と先月の景気判断を据え置きました。 一方、日銀高松支店は、香川県内の景気は一部に弱めの動きがみられるものの、持ち直しの動きが続いていると、景気判断を据え置きました。 清水支店長は、個人消費については倉敷市の大型商業施設開店の影響を一時的に受けたが、落ち着いたとしています。 また、香川県内の先月の有効求人倍率は1.05倍と、0.01ポイント上昇しました。 2ヵ月連続の上昇ですが、香川労働局では「依然として厳しい状況にあり、このところの持ち直しの動きに足踏みが見られる」と分析しています。
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