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ページ更新時間:2012年2月1日(水) 10時01分

中国領事館建設 政府が内諾

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 名古屋の中国総領事館の移転計画を巡り、外務省が中国政府と交わした約束が明らかになりました。それは、北京の日本大使館の移転承認と引き換えに、総領事館の移転を受け入れるものでした。

 北京に新築された日本大使館は、現在「床面積が規定を上回っている」として使用許可が出ず、完成から半年以上も放置されたままになっています。

 外務省関係者によりますと、中国側は、大使館の使用を許す条件の一つとして、名古屋の総領事館の名城住宅跡地(北区)への移転を認めるよう要求、日本側が、これを事実上受け入れていたことが明らかになりました。

 (名古屋市・河村市長):「知らない。そんなことだったら、とんでもない。本当だったら国の大失敗だ。」

 この約束に、名古屋市の河村市長は、寝耳に水と驚きを隠せません。

 計画をめぐっては、右翼団体の街宣活動などを心配する近隣住民が、移転反対の運動を起こしていました。

 (名城住宅跡地売却に反対する会代表):「もし決まったら、私たちは東京まで行って政府・外務省に抗議したい。とんでもないことです。」

 今回、明らかになった日中間の約束、外務省の対応は議論を呼びそうです。(31日19:12)