2012年1月31日のNIBニュース
- 玄海原発 運転停止求め提訴
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佐賀県の玄海原子力発電所の運転差し止めを求めて、県内を含む全国の市民が佐賀地裁に訴えを起こしました。参加した原告の数は
1700人余りにのぼり、全国最大規模です。
原告団には佐賀や福岡、長崎などを中心に全国30の都府県から1704人が参加しました。訴えによりますと、原発の危険性が明らかになった福島第一原発の事故を受け、玄海原発で同様の事故が起きれば偏西風に乗って広く国土が汚染されると主張。住民の生存権を脅かし、憲法違反だとして、国と九州電力に対し、4基すべての原子炉の運転差し止めを求めています。原告団によりますと、原告の数は現在進められている原発関連の訴訟では全国最大規模だということです。九州電力は「訴状をみていないので内容を検討してから対応したい」と話しています。