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'12/2/1

可部線延伸「11年度は困難」


 JR可部線の電化延伸について、広島市の松井一実市長は31日の記者会見で、JR西日本と踏切の取り扱いをめぐる協議が難航していることから「当初予定の2011年度中の着工は難しい」と明言した。

 電化延伸の区間は03年11月末に廃止された区間のうちの可部―旧河戸間(安佐北区)約2キロ。踏切跡が5カ所ある。国とJRは安全面から一度廃止した踏切の利用を原則認めないが、市は住民の利便性や事業費が膨らむことから踏切復活を求めている。

 松井市長は「せっかくやるのだから地元が歓迎する形を目指し、工夫の余地がないかJRと協議している。もう少し時間がかかる」と述べた。




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