アンプ・キット入荷

2008年12月26日 19:32

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フライヤー・サウンド社の「1ワットアンプ・キット」が入荷しました。レコーディング出力とヘッドホン出力を装備。ご自宅での演奏・レコーディングに最適なギターアンプ・スピカーキットです。トレブルブースターを繋げば濃密で倍音豊かなサウンドが得られます。

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製作には木工および電気工作の高度な知識と技術が必要です。マニュアルは英語です。他に「回路図」と「キャビネット設計図」と「アルミ・コントロールパネル図面」が付属します。キャビネットとアルミパネルや固定用ネジ類は別途の調達をする必要があります。難易度が高いDIY上級者向けの自作キットです。価格は27,300円(税込)です。今回5個入荷いたしました。専用のPP9電池は付属しません。近日入荷予定です。また、国内で一般的な006P電池が使用可能かを問い合わせしています。ご注文はこちらよりお願いいたします。

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まだ構想段階ですが「日本語マニュアル」、「専用キャビネット」、「コントロールノブ」、「アルミパネル」、「固定用ネジ一式」、をセットにした完全版を日本限定で発売したいと思っています。さらに、ご希望の方がいらっしゃいましたら当工房で製作した「1ワットアンプ完成品」の販売も考えています。お問い合わせ下さい。

ツーリング入荷

2008年12月26日 17:02

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フライヤー・サウンド社の「トレブルブースター・ツーリング」が入荷しました。1998年以降、ブライアンがライブやレコーディングで使用しているブースターと同じ設計です。2008発売のクイーン+ポール・ロジャースの最新アルバム "The Cosmos Rocks"でも使用されています。オールド・レンジマスターのサウンドに近く、アルバム「戦慄の女王」や「クイーン ll」のサウンドに近いです。以前のモデルに比べてミドルが強く、より太いサウンドになっています。ブーストレベルは3K Hzでおよそ+31dB。ディーキー・アンプ・レプリカ用としてもベストマッチ。

価格は27,300円(税込)です。今回5個入荷いたしました。ご注文はこちらよりお願いいたします。

スペシャル・セット

2008年12月23日 19:16

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2008年のクイーン+ポール・ロジャースのワールドツアーを記念して、ブライアン・メイ・トレブルブースター・ボックスセットが世界限定100セットの販売です。フライヤーサウンド社のトレブルブースター「ツーリング、デラックス、プラス」の3種類が特別な専用ハードケースに収められています。トレブルブースター各々のケース印刷も特別仕様です。専用ハードケースにはシリアルナンバーとブライアン・メイの直筆サイン入り。(サインの画像は後日アップいたします。)

売り上げの一部はネルソン・マンデラ46664チャリティーに寄付されます。完全限定100セットのみの販売です。

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転落防止

2008年12月21日 18:22

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ブライアン・メイは1998年頃からオレンジ色のパッキンをストラップピンに取り付けて使用してます。ギターストラップが外れてギターが落下するのを防ぐためです。

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このパッキンは、グロールシュの物を再利用してます。グロールシュ(Grolsch)は、オランダのビールです。キャップを金具で留めることで栓をする、スイングトップボトルが有名。クラシカルな機械式口栓で、おしゃれな瓶です。日本では、ちょっと変わったお酒が置いてある酒屋さんや輸入食材を扱っているスーパー等で見かけます。

価格

2008年12月16日 00:00

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ブライアン・メイ・スーパーの国内価格が577,500円(本体価格 550,000円)に決まりました。ご購入にはオリコショッピングクレジットもご利用いただけます。国内価格はイギリスのBMGで決定された価格です。今後イギリスでの価格が上がった場合、国内価格も変更される場合があります。

ブライアン・メイ・スーパーはKz Guitar Worksとグレッグ・フライヤー氏の企画・監修の下、日本国内で製作しています。日本国内販売分につきましては、工場から届いたブライアン・メイ・スーパーをKz Guitar Worksで1本1本、丁寧に検査・セッティングいたします。ご希望があれば納品前のパーツの変更する事も可能です。

2009年1月、発売予定。初回販売は限定5本です。初回特典としてフライヤー・サウンド社のトレブルブースター3種類の中からご希望の1つをプレゼント。その他詳細は近日発表いたします。

追記:2009年1月3日、初回分は完売いたしました。次回は3月の予定です。ご予約はこちらよりお願いいたします。

メンテナンス

2008年12月12日 21:59

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2008年12月12日、先日シドニーから戻ってきたKz Pro Serial #00-08のメンテナンスを始めました。このギターは、2004年6月から2007年12月までグレッグ・フライヤーとエイドリアン・ターナー(アデソン)がピックアップを開発する際に使用されていました。よって、スイッチの配線方法、配線材、アースの取り方など、電気部分はフライヤーさんのレプリカと同じ仕様になっています。ピックアップはプロトタイプのものが付けられています。さらに、トルクの軽いポットやエッジを丸めたスライドスイッチなど、ブライアンの好みに合わせた変更もなされています。(もちろんこれらのポイントは全てブライアン・メイ・スーパーに反映されています。)

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このギターはまだモデル名にProと付く前にKz Proのプロトタイプとして作られた、言わばKz Proの1号機です。ウェブサイトやチラシ、雑誌の掲載などで使用するためにプロのカメラマンに撮影していただいたりもしました。ただ、プロトタイプですのでペグやスイッチプレート、ピックガードなどはアップグレードの余地があります。また、経年により塗装が少しくすんでいますのでバフをかけ直そうと思っています。4年以上ぶりに戻ってきたギターです。少し時間をかけてメンテナンスとアップグレードをしたいと思います。メンテナンスが終わりましたら、大事に使っていただける方にお譲りしたいと思っています。

12月15日追記:多くのお問い合わせを頂きましたが、大切にしていただける方にお譲りすることになりました。一番最初にお問い合わせいただいた方でした。バンド活動などでも使っていただけるとのこと、嬉しいです。工房であまり弾くこともなく保管しているよりも、ギターにとって良かったと思います。ありがとうございました。

木工スペース

2008年12月12日 13:08

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2008年12月11日、木工スペースに無垢の板を敷き、一部の窓には合板を貼りました。作業は20時から始めて23時半頃終了。見違えるように明るくなりました。

木の床はノミ、カンナ、小刀などの刃物やギターパーツを誤って落としてしまっても安心です。木屑などの掃除もし易くなります。近々、ボール盤、糸鋸、小型ベルトサンダー、グラインダーなどを運び入れたいと思います。

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施工前。緑色のPタイルでした。

ブライアン・メイ・スーパー

2008年12月09日 22:40

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2008年12月9日、Brian May GuitarsのオフィシャルサイトにKz Guitar Worksが日本代理店として正式に追加されました。Kz Guitar Worksが日本国内におけるブライアン・メイ・スーパーの正規販売代理店となります。

その他詳細は近日発表いたします。
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スピーカー・キャビネット

2008年12月09日 19:07

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2008年11月25日、フライヤー・サウンド社「1ワットアンプ・キット」のスピーカー・キャビネットを試作しました。この「1ワットアンプ・キット」は完全自作のアンプキットです。基盤製作にはハンダゴテを使用しての電気工作が、スピーカー・キャビネットの製作には木工機械や工具を使用しての木工工作が必要です。キットにはトランジスタやプリント基盤等の電子部品やスピーカー、配線材、キャビネット用中綿、スピーカーグリル布などは含まれていますが、キャビネットの材料は含まれていません。よって付属の「組み立てマニュアル」と「キャビネット設計図」を参考に材料の調達から始める必要があります。

今回、キャビネットを試作してみて「思っていた以上に本格的な木工機械と工作経験が必要だな」と感じました。材料のMDFとパーティクルボードはホームセンターなどで取り寄せる必要があるかもしれません。DIYの盛んなイギリスやアメリカでは難しい事ではないのかもしれませんが、日本ではかなり難易度が高い作業内容だと思いました。

そこで、当工房ではスピーカー・キャビネットの自作が困難なお客様のための「専用キャビネット」を準備中です。それほど高価ではない価格で販売したいと考えてます。

新天地

2008年12月08日 13:56

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2008年12月7日、天気が良く雲の少ない日でした。気分転換に片瀬工房の屋上に上がってみると、富士山が見えました。初めて富士山が見える事に気づきました。


まだまだ引っ越し後のバタバタが続いていますが、今週、床の一部に無垢の床板を敷き、木工スペースを設けます。これで内装作業はほぼ終了です。その後、小型工作機械を飯能工房から移し、2009年1月から本格始動を予定しています。新しいシグネチャーギター、ブライアン・メイ・スーパーやディーキー・アンプ・レプリカなどのフライヤー製品を揃えて、試奏頂ける様にしたいと思っています。

片瀬工房へのアクセスは自動車よりも電車の方が便利です。とくに夏場や休日は電車のご利用がお勧めです。最寄り駅は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」が徒歩5分、江ノ島電鉄線「江ノ島駅」が徒歩3分、湘南モノレール「湘南江の島駅」も徒歩3分です。工房にお越しの際は事前に電話やメールでご連絡下さい。事前にご連絡を頂けませんと不在の場合があります。

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屋上から見た江の島もきれいでした。最近は気温が低く寒いですが、空気が澄んでいる冬場の片瀬が気に入っています。工房にお越しのついでに江の島観光なんていかがでしょうか?江の島や水族館、片瀬海岸が徒歩圏内です。

初心

2008年12月06日 19:26

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2008年12月4日、5日の2日間、飯能工房で作業をしてきました。久しぶりにギター製作にどっぷりと浸かった2日間でした。雑事を忘れて製作中のギターに向き合い、一人の世界に没頭する事が出来ました。レッド・スペシャルの試作・製作が楽しくてしょうがなかった、工房立ち上げの頃を思い出しました。

あの頃、埼玉県蓮田市の工房(工務店の一角を間借りしてました)では朝から晩までレッド・スペシャルの試作をして、作業中はもちろんの事、帰宅時の運転中、入浴中、食事中、それこそ四六時中レッド・スペシャルの仕組みや製作方法などを考えていました。就寝中、夢でもレッド・スペシャル製作をした事が何度もあり、まさに寝ても覚めてもレッド・スペシャルのことばかりでした。
 
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今回の製作が終わったら、私自身がハンドメイドでレッド・スペシャルを製作する事は多分ないと思います。最後になるのかと思うと寂しい気持ちにもなります。今までのいろいろな事を思い出しながら、ひとつひとつの行程を噛みしめながら作業しています。

今回、自分で思っていた以上に「ギター製作が好きなんだ」という事に気がつきました。さらに「レッド・スペシャルが好きだ」と言うことをあらためて思い出しました。
初心を思い出した、貴重な2日間でした。

タイルカーペット

2008年12月04日 09:09

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2008年11月6日から4日間かけて新しい工房の床にタイルカーペットを敷きました。元は緑色のPタイルでした。タイルカーペットを敷く作業は飯能工房で一度経験していたので、今回は慣れた物でした。予想以上に居心地の良い空間になったので、土足禁止にしてしまいました。スリッパに履き替えて作業しています。

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壁を塗り、タイルカーペットを敷いた後の写真です。蛍光灯も電球色にしたので温かい雰囲気になりました。近いうちに部屋の一角(12平米ほど)をウッドデッキにして木工スペースにする予定です。

おかえり

2008年12月02日 18:26

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2008年12月2日、2本のギターが戻ってきました。
オーストラリアのグレッグ・フライヤーさんからです。

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1本目は2004年6月18日に送ったKz Pro(プロ)です。2003年4月11日製作開始、2004年3月8日完成のプロトタイプです。ヘッドの裏には「Serial #00-08」、「Made For Kazutaka Ijuin」(自分の名前を入れた事をすっかり忘れてました)と記入してありました。2007年末までのおよそ3年半の間グレッグ製作のレプリカ、「ポール」と一緒に新しいピックアップ開発のために使用されました。このピックアップはブライアン・メイ・スーパーに採用されています。

さらに、このギターは2004年10月8日にシドニーのリリックシアターで行われた、ブライアン・メイとWWRYキャストによるテレビ収録およびアフタープレミアショー・パーティーで、サブ・ギターとしてステージ上にスタンバイされました。残念ながらショー本番で使用される事はありませんでしたが、ブライアンが初めてKz Guitarを手に取ったという意味で記念すべきギターです。


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2本目は2007年3月16日に送ったKz Junior(ジュニア)です。シリアルナンバーは「2006001」、2006年11月17日に工場から届きました。新しいブライアン・メイ・シグネチャーモデル(ブライアン・メイ・スーパー、この時点ではモデル名は決まっていませんでした)の開発のために活躍したとても重要なギターです。


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2007年5月21日、グレッグ・フライヤーの工房にて撮影。手前がKz Pro(プロ)で奥がKz Junior(ジュニア)です。2007年5月20日から4日間、私がフライヤーさんの工房を訪れた際にもこれら2本のギターを中心に話しをしました。

この時の訪問の様子は、後日あらためてアップしようと思います。

最後の・・・

2008年12月01日 18:21

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2008年11月24日の作業です。埼玉県飯能市の工房で自分用のレッド・スペシャルを製作しています。藤沢市片瀬の工房から時間を見つけて通っています。片道2時間半くらいかかります・・・。最後のレッド・スペシャル製作です。これらのギターが完成したら、飯能工房は閉鎖予定です。(2009年3月頃の見込みです。2009年6月19日追記:2009年9月頃に延びました。2009年9月1日追記:2009年11月頃に延びました。2009年10月2日追記:2009年12月末頃に再度延びました。)

高校生の時に「レッド・スペシャルが欲しい」と思った事がきっかけで、ギター製作者の道を歩み始めました。これまでに50本以上のレッド・スペシャル・プロを製作しましたが、手元には1本も残っていません。

今回が最後のチャンスだと思い、自分用にレッド・スペシャルを製作しています。夢を叶えたいと思います。



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