NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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唐津赤十字病院の建設地変更へ

原発の運転再開のめどが立たず地元の火力発電所が廃止される見通しが立たないことから、唐津市は、地元の中核病院、唐津赤十字病院の移転候補地をこの発電所の敷地とすることを断念し、市内の土砂採取場などの土地を新たに候補地として地権者と交渉を始めることになりました。
唐津市は、老朽化した唐津赤十字病院をめぐって、８年前から停止している九州電力の火力発電所「唐津発電所」の廃止を前提にこの敷地に移転させる計画でした。
しかし、原発の運転再開のめどが立たず、九州電力が発電所の廃止を判断できないとして、唐津市は、この場所への移転を断念し、３０日の市議会の全員協議会で、新たな移転候補地を明らかにしました。新しい候補地は、唐津市町田と和多田にまたがる土砂採取場と山林のおよそ５ヘクタールの土地で、山下正美企画経営部長は「交通アクセスが良く十分な敷地が確保できる」と説明しました。
全員協議会では、唐津市のこの方針が了承され、市では、今後、地権者と土地の買収について交渉を始めることにしています。
唐津市では、新しい唐津赤十字病院を救急医療センターやヘリポートなども備えた県北部の地域医療の拠点として整備する計画で、ことし夏をめどに地権者との交渉を終え、当初の計画より１年遅れ平成２６年度までに着工したいとしています。

01月31日　10時51分

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