DV防止啓発「不十分」 県の男女共同参画基本計画
(2012 01/28 23:00)
 鹿児島県は、県男女共同参画基本計画(2008~12年度)の中間評価の素案をまとめた。重点目標11項目のうち「女性に対する暴力の根絶」について、女性の3人に1人が配偶者などから暴力と受けたと回答した県民意識調査などを根拠に、DV防止への啓発の取り組みが「十分とは言えない」と指摘した。
 「男女共同参画の視点に立った地域づくりの促進」では、男女共同参画地域推進員制度の創設を評価する一方、自治会組織などで女性参画が進んでいないとして、地域の方針決定過程への参画を課題に挙げた。
 「生涯を通じた女性の健康支援」については、プライバシーや人権に配慮した不妊相談の充実などで性差を考慮した医療環境づくりが推進されたとした。
 数値目標20項目のうち、10年度までの達成を目指したのは5項目。いずれも目標値に近づいたが、女性が抱える問題に専門知識を持って対応する「女性の健康サポート薬局」の指定数など3項目が未達成。女性農業経営士の認定者数と女性にやさしい医療機関の指定数は目標に達した。
 中間評価では、10年度までの3年間の取り組みについて成果や課題をまとめ、来年度策定の次期計画に反映させる。
 
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