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財務相 円高の動き改めてけん制

1月31日 10時37分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

安住財務大臣は、外国為替市場で円高ドル安が進んでいることについて、閣議のあとの記者会見で、「過度な変動や投機的な動きがあれば厳重に注視し、必要なときは断固たる措置を取る」と述べ、円高の動きを改めてけん制しました。

この中で、安住財務大臣は、円高の背景となっているヨーロッパの信用不安の問題について、「EUの財政問題については、きのうからの首脳会議で合意に至ったと聞いているので、そうしたことが市場を安定化させる大きな要因になればと思う」と述べ、EU=ヨーロッパ連合が財政規律の強化を目指す新たな条約の締結合意によって、金融市場が安定することに期待感を示しました。そのうえで、安住大臣は、円高への対応について、「私のスタンスは変わっていない。過度な変動や投機的な動きがあれば、これに対しては厳重に注視し、必要なときは断固たる措置を取る」と述べ、急激な為替相場の動きに対しては、円売りドル買いの市場介入を含め対応する考えを示唆するなど、改めてけん制しました。