元十両霧の若、デビュー戦相手はサップ

　「ＩＧＦ」（２月１７日、ＴＤＣホール）

　期待度は横綱級！昨年４月に八百長問題で大相撲を引退し、１１月にＩＧＦ入りした元十両の霧の若こと岡本将之（２８）が、デビュー戦となる「ＧＥＮＯＭＥ１７」（２月１７日・ＴＤＣホール）で野獣ボブ・サップ（３７）と激突することが３０日、都内のＩＧＦ道場で発表された。元横綱・曙（４２）のデビュー戦と同じ相手を用意された岡本は、猪木イズムで必勝を誓った。

　宮戸優光ＧＭが発表した相手は、サップだった。過去に大相撲から転向した鈴川真一のデビュー戦には、ＵＦＣとＰＲＩＤＥで頂点に立ったマーク・コールマンが用意されたが、それに勝るとも劣らない大物だ。宮戸ＧＭは「少しでも話題になった方がいい。会社としても注目を浴びる中でデビューさせたい」と、ＩＧＦとしての期待の大きさを明かした。

　０３年大みそかのＤｙｎａｍｉｔｅ！！でデビューした曙を粉砕した野獣をぶつけられる岡本だが「鈴川選手はコールマンだったから、何かあると思っていた」と、相手にとって不足なし。大相撲では八百長に関与したとして不本意な引退を余儀なくされたが「やる以上、負けてもいいやと思って上がる人はいない。今までいた世界でもそれはそう」と、猪木イズムに満ちたセリフで必勝を宣言した。

　昨年２月にサップを破った鈴川にはすでにアドバイスを求めており「自分は小さいので、打撃にしろ投げにしろ懐に入って下からすくい上げるようにしたい。出だしで調子づかせたらすごいと思う。ある程度さばけてちょっとたったら、さほどでもないと思う」と、シミュレーションも実施。「プロレスデビューだから３カウントっていうものを奪ってみたい」と、初戦から“プロレスラー”岡本将之を存分にアピールするつもりだ。

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