【ニューヨーク=共同】米イリノイ州北部にあるバイロン原子力発電所で30日、2基ある原子炉のうち1基につながる外部電源が失われたため、炉が緊急自動停止した。非常用のディーゼル電源が作動し、炉の状態は安定しているという。別の1基は通常通り作動している。原発を運転するエクセロン社と米原子力規制委員会(NRC)が発表した。
既定の手順通り、炉の圧力を下げるため、低レベル放射性物質のトリチウムを含む蒸気を大気中に放出したが、原発作業員や周辺住民の健康には影響しないレベルという。NRCが定める原発緊急事態の深刻度4段階のうち、今回は一番低いレベルだった。NRCなどが原因を調べている。
発表によると、緊急停止したのは2号機で、午前10時18分(日本時間31日午前1時18分)に停止した。ディーゼル電源の作動開始時刻は明らかにしていない。敷地内の変圧器から煙が一時見えたが、消防隊は現場で火災を確認できなかった。
バイロン原発は、シカゴの西約150キロに位置する。
エクセロン、原発、NRC、原子力発電所
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