彼に身体を許してからは一気に彼への想いが止められなくなりました。
それまでは『彼氏が…』と思っていたけど、もう彼氏への気持ちなんかこれっぽっちもありませんでした。
彼氏には好きな人が出来たとは言わず、それらしく別れを切り出しましたが別れるまで大変でした。
私はこの頃、毎週末のように彼の家に行きました。
彼の家に居たら彼氏が突然地元からアポなしで私の家に来て『別れたくない』と泣いてすがってきたりしました。
そんな状況を彼も横で見ていたから『とりあえず家に帰れ』と促されてどうにかこうにか彼氏とは別れましたが、クリーンになったのに彼は私に振り向いてくれませんでした。
私を抱いても彼の心は私にないと気付いていました。
彼と二人で会っていたけど、彼と知り合った掲示板で他に二人の人とも仲良くなっていました。
一人は彼からの紹介された私と同い年の女の子。
もう一人は彼の上司でした。
彼と二人で会う以外にも四人で飲みに行ったりしてました。
たまたま彼の上司を除いた三人でタクシーに乗った事があり、私は彼と隣に座り、冬場だったからコートを持っていて、そのコートの下で私が彼の手をこっそり握ってみたりもしたけど彼は握り返してくれることもなかったのです。
『あー…私は身体だけの女なんだな』っていつも思ってました。
でも、彼の家に行くときは夜だったから彼の最寄りの駅まで必ず迎えに来てくれたり、優しさはありました。
でも泊まっても次の日に『約束があるから』と追い返されたりしてました。
彼の口からはこの時一度も彼女がいるとは聞いてませんでしたが、私が結婚を彼に報告した時に初めて、私と会っていた期間中に彼女がいたことを知りました。
彼女がいるのは知らなかったけど『もしかしたら…』とは思っていました、でも怖くてハッキリと彼には聞けずにズルズルと身体の関係だけは続いてました。
悩みに悩んでボロボロの精神状態になり、彼の上司に『実は彼が好きだ』と打ち明けました。
するとその上司も相当遊び人でしたが『アイツはやめておけ』と言われました。
毎日一緒にいる彼の上司が言うんだから何かしら知ってるんだと思いました。
彼の上司も彼に彼女がいるとは言いませんでしたが『やっぱり好きでい続けても彼は振り向いてくれないんだ』と悟りました。
苦しいけど彼とは連絡を取るのを控えてフェードアウトするように彼の家にも行かなくなりました。
そして彼を諦める努力をしました。
Android携帯からの投稿