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ジャニーズ復興募金、仙台パンダ数十億円援助 (2/2ページ)

2012.1.28 05:05
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特集 : ジャニーズ
マッチが誘致発案、日中首脳会談でパンダが仙台市の市立八木山動物公園に貸与されることが内定した(AP)

マッチが誘致発案、日中首脳会談でパンダが仙台市の市立八木山動物公園に貸与されることが内定した(AP)【フォト】

 「被災地の子供たちの笑顔を1つでも取り戻せればいい」。この思いを胸に、マッチが自らパンダ誘致に奔走していた。

 近藤は昨年12月22日、女優の黒柳徹子(78)とともに首相官邸で野田佳彦首相(54)と面会。その後の日中首脳会談で、パンダが仙台市の市立八木山動物公園に貸与されることが内定した。これを受け、近藤は5年間の全費用を「Marching J」から拠出すると発表した。

 主な費用は、1頭年間4000万円程度とされるリース代や、上野のパンダの時は約5000万円かかった中国からの輸送費、新設するパンダ専用の飼育舎建設費、えさ代、飼育員の人件費など。パンダはつがいで貸与されるため、単純計算で5年間で4億円、飼育舎設置は億単位が確実なほか、えさ代も1頭1日1万円程度として5年で4000万円かかる。

 近藤は「5年間で100億円まではいかないが、数十億円はかかるはず」と見通しを示した。

 同事務所によるパンダ誘致のアイデア自体、近藤の発案だった。当初は仙台市が誘致を計画したがとん挫したと知り、昨夏ごろ「ウチでパンダを被災地に呼ぼう」と事務所内で提案。親交が深くパンダに詳しい黒柳に相談しながら、仙台市や日本政府関係者、さらには相当数の中国要人とも近藤が直接会い、極秘に交渉を続けた。

 復興支援とともに今年が日中国交正常化40周年のタイミングも重なり、中国側も貸与に前向きだったが、近藤は「段取りを踏んでさまざまな人と交渉しなくてはならず、大変でした」と吐露。それでも、同事務所の主要ファン層でもある子供たちのため、さらには「募金の使い道が明確な支援活動をしたい」との信念もあったという。

 パンダ来日の具体的日程は未定だが、アイドル軍団による“アイドル”誘致は被災地のみならず注目を集めそうだ。

(紙面から)



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