粟生＆山中４・６Ｗ防衛戦／ＢＯＸ

　プロボクシングＷＢＣ世界Ｓフェザー級王者・粟生隆寛（２７）＝帝拳＝と同バンタム級王者・山中慎介（２９）＝同＝が王座防衛に挑むダブル世界戦が、４月６日に東京国際フォーラムで行われることになった。２人の所属する帝拳ジムが３０日、発表した。

　３度目の防衛戦で同級１位のターサク・ジャンデーン（３０）＝タイ＝と対戦する粟生は「自分の力をしっかり証明できる試合」と、“闘犬”の異名を取る挑戦者との指名試合へ意気込み。当日は２８歳の誕生日で「いいプレゼントだと思って、気合を入れてやりたい」と話した。

　昨年１１月に王座を獲得した山中は、初防衛戦で世界的なビッグネームと対戦。元２階級王者で元３団体統一世界Ｓフライ級王者のビック・ダルチニャン（３６）＝豪州＝が相手で、「テレビでよく見ていたすごい選手と戦えてうれしい。倒せばチャンスが広がる」。名を轟かす絶好機で、９連続ＫＯ中の剛腕に磨きをかける。

　また、前ＷＢＣ世界フェザー級王者長谷川穂積（３１）＝真正＝も同日、フェリペ・カルロス・フェリックス（３０）＝メキシコ＝と１年ぶりの再起戦を戦う。

（紙面から）

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