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【格闘技】

4月6日に2大世界戦

2012年1月31日 紙面から

誕生日に防衛戦を行う粟生(中)。左は長谷川、右は山中

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 2大世界戦が4月6日、東京国際フォーラム・ホールAで開催されることが30日、東京都内で発表された。WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(27)=帝拳=が指名挑戦者の同級1位ターサク・ジャンデーン(30)=タイ=と3度目防衛戦、WBC世界バンタム級王者山中慎介(29)=帝拳=が元2階級制覇の大物、ビック・ダルチニャン(36)=オーストラリア=と初防衛戦を行う。また、前WBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(31)=真正=がWBCスペイン語圏フェザー級王者フェリペ・カルロス・フェリックス(30)=メキシコ=と約1年ぶりの復帰戦を行うことも決まった。

 負けられない。負けるわけにはいかない。28回目の誕生日に3度目の防衛戦が決まった粟生が、キッパリと言った。

 「きっと(ジムの)本田会長がボクに“気合を入れろ”という意味でその日にしたんだと解釈してます。前回、みっともない試合をしたんで、悪いイメージを払拭(ふっしょく)したい」

 前回の2度目の防衛戦となった昨年11月のデビス・ボスキエロ戦は、持ち味を発揮できずにかろうじて判定勝ち。試合後はまるで敗者のようにうなだれた。

 今回の相手となるターサクは、46勝31KO3敗1分けの戦績。現在16連勝中で、うちKOが11とノリにノっている。帝拳プロモーションの浜田剛史代表は「サウスポーのファイター。タフでガンガン、パンチを振ってくる。打たれても構わず向かってくる。左のフックは大振りだけど、スピードがある」と警戒警報発令。油断のならない強豪だが、汚名返上にはうってつけの相手だ。

 WBAの同級王者内山高志が粟生との両団体統一戦に意欲を示しており、粟生もやる気満々。「強い相手に勝って、しっかり力を証明して、ファンが望む試合につなげていきたい」と、内山の名前こそ出さなかったが、意識していることは明らかだ。28回目の誕生日をハッピーバースデーにして、堂々と「内山」の名前を出す気でいる。 (竹下陽二)

 

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