青森 再処理工場再開めど立たず
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青森 再処理工場再開めど立たず

1月30日 13時40分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

青森県にある使用済み核燃料の再処理工場について、事業者の日本原燃は、今月下旬にも試運転をおよそ3年ぶりに再開する計画でしたが、工場の一部の工程でトラブルが解消しないとして、再開のめどが立っていないことを明らかにしました。

青森県六ヶ所村にある再処理工場は、原発の使用済み核燃料を再処理して燃料に使うプルトニウムや高い濃度の放射性物質などを取り出す施設で、装置のトラブルや東京電力福島第一原発の事故の影響で、平成20年12月から試運転が中断しています。日本原燃は、地元青森県の了解を得たことから、今月下旬にもおよそ3年ぶりに試運転を再開する計画でした。ところが、再処理工場では、高濃度の放射性物質を含む廃液を溶かしたガラスと混ぜて廃棄物にする工程で、ガラスが装置内をスムーズに流れないトラブルが解消しないとして、日本原燃は試運転の再開のめどが立っていないことを明らかにしました。

日本原燃は、来月上旬までに試運転を再開したいとしていますが、目標までに再開できるかどうかは不透明な状態になっています。