ここから本文です

回答受付中の質問

知恵コレに追加する

ニーチェの倫理学について質問です。

n1ghtstarcareさん

ニーチェの倫理学について質問です。

大学の授業の課題で「自己の生が、根源において肯定されるべきであるということを、体に覚え込ませる」とは、例えば、どのようなことだと考えますか?ニーチェの洞察を、カント倫理学と比較した上で、その具体的な方法について論じなさい。と言われたのですが、いまいちその具体的、という意味が分かりません。「どうして人を殺してはいけないのか」などという考えの例をだして説明すべきなのでしょうか?どなたか哲学に詳しい方の回答お願いいたします。

違反報告

この質問に回答する

回答

(1件中1〜1件)

 

ajgptndさん

都内の大学で倫理学を専攻し、講師を目指している者です。
具体的な案ということなので、質問者さんの「どうして~」という点を持ち出すことは、論点がずれているのではないでしょうか。
出題者が求めているのは具体案なので、それについて回答したいと思います。
ニーチェとカントの考えを理解しているうえでお話しさせて頂きます。
これは現在、私たちの中でも非常に議論を呼んでいる問題の一つでもあります。

そもそも、ニーチェとカントの考えには表面上、読んだだけでは、違いがあるように思えます。
しかし、実は根本的な部分は同じことを指しているのです。
つまり、出題者の言う、両者の比較とは、表面的な意味に捕らわれず、
その事実を見抜けているかを試しているものだと思われます。
さて、具体案ですが、要は子供に自分が生きている喜びを噛みしさせることができればよいのです。
つまりは自慰のようなものなのです。
快楽は人間の感情の中で最も根本の、エロスがつかさどっています。
自慰による快楽はまさに「自己の生が、根源において肯定されるべきであるということを、体に覚え込ませる」という言葉を象徴しているのです。
しかし、今回はその対象が子供ということなので、自慰という表現は不適切ですね(誤解を招かないように書いておきますが、自慰という表現は倫理学の中では頻出の表現です)
つまりは自慰に代わった快楽を与える行いを教えることがベストだと思われます。
子供が最も快楽を得やすいものの中で、代表的な事象は自己顕示欲だと言われています。
自己の存在が他者よりも優れているという感覚こそ、何よりも快感に感じるのです。
「自己の生が、根源において肯定されるべきであるということを、体に覚え込ませる」という行動を起こすとき
私たちは子供に対して、あくまで一時的に、肯定的に接し、奉ることが大切なのです。

この質問に回答する

この質問に付けられたタグ

タグとは

PR

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。

お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。

話題のキーワード

[カテゴリ:哲学、倫理]

ただいまの回答者

03時09分現在

1408
人が回答!!

1時間以内に2,833件の回答が寄せられています。

>>回答ひろばに行く