世界的に知られるロシアの国立ボリショイ劇場のバレエ団のメンバーが、3年ぶりの公演のために来日し、記者会見で「日本は大きな災害に見舞われたが、世界中が日本を見守っていることを伝えたい」と、思いを述べました。
200年以上の歴史があるロシアの国立ボリショイ劇場のバレエ団は、昭和30年代からたびたび来日しており、今回、3年ぶりの公演にあたって東京で記者会見を開きました。上演するのは、代表的な「白鳥の湖」など3つの演目で、中心メンバーの1人で、アレクサンドル・ヴォルチコフさんは「日本は大きな自然災害に見舞われましたが、日本の皆さんの心の強さに世界の多くの人が感銘を受けました。今回の公演を通じて、世界中のみんなが日本を見守っていることを伝えたい」と話しました。また、ことしの夏にボリショイ・バレエ団を退団する岩田守弘さんは「日本が大好きで踊りたいという仲間が来てくれました。若い人たちと一緒に精いっぱいの踊りを見せたい」と意気込みを語りました。ボリショイ劇場のバレエ団の日本公演は、来月12日までの日程で、東京や名古屋市、兵庫県西宮市で開かれます。