米アカデミー賞の前哨戦の一つ、米映画俳優組合賞の第18回授賞式が29日、ロサンゼルスで開かれた。作品賞に当たるキャスト賞は、1960年代の米南部を舞台に黒人家政婦と白人女性の友情を描いた「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(日本公開3月)。同作品のビオラ・デービスが主演女優賞、オクタビア・スペンサーが助演女優賞を受賞、計3冠に輝いた。
主演男優賞は、無声映画からトーキーに移りゆく1930年前後のハリウッドを描いた白黒・無声の仏映画「アーティスト」(同4月)のジャン・デュジャルダン。助演男優賞は、「人生はビギナーズ」(同2月4日)でゲイだと告白する末期がんの父を演じたクリストファー・プラマーが選ばれた。(ロサンゼルス=藤えりか)
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