大韓体育会は30日から3日間、加盟競技団体の大韓サッカー協会に対し特定監査を実施することを27日、発表した。特定監査とは、毎年実施される定期監査とは別に、不正・疑惑が取りざたされている加盟競技団体に対し大韓体育会が実施する非定期監査のことだ。大韓サッカー協会は最近、窃盗や横領の疑いがある会計担当職員を勧告辞職させた際、多額の慰労金を支給し、物議を醸している。
大韓サッカー協会の行政実務責任者である金鎮国(キム・ジングク)専務理事も同日「韓国サッカーの発展や協会の団結に迷惑がかかるなら、(自身の)役職に恋々としない」として辞任した。同協会の労働組合が金専務の調査過程介入などさまざまな疑惑を提起、反発を公にした翌日のことだ。しかし、金専務は「職員の不正事件をめぐり、不正行為をした職員をかばったり、関連事件の捜査を妨害したりしたという指摘は事実無根」と自身をめぐる疑惑を否定した。
同協会はまもなく金専務の辞任を受理し、元韓国代表の金鋳城(キム・ジュソン)国際局長を事務総長に任命すると発表した。事務総長は協会の実務行政を率いる役職で、現代重工業出身の賈三鉉(カ・サムヒョン)元事務総長が2009年6月に現代重工業に戻って以来、現在まで空席となっていた。協会労組も、運営会議で金専務の辞任を受け入れることにした。ソン・ソンサム協会労組委員長は「謝罪と説明がない点については遺憾」とコメントしている。
しかし、このような措置に対し「徹底した疑惑糾明を行うべき」という声がサッカー協会の内外から上がっている。
不正疑惑で退職した法人カード会計担当職員A氏は昨年11月、別部署の事務室でサッカー用品を盗もうとして摘発された。ところが、その後の調査の過程で、協会法人カードにたまったポイントをギフトカードに交換する手法で2009年から3回にわたり計2489万ウォン(約170万円)を横領していたことが明らかになった。