5日ロシア中央選挙管理委員会のチュロフ委員長は、ラジオ「エーホ・マスクヴィ(モスクワのこだま)」のインタビューに応じた中で「専門家達は、下院選挙実施の際行われた、様々な違反を記録したとされるビデオを100本以上チェックしたが、その大部分の場合で、モンタージュの跡が見つかった」と伝え「違反は確認されなかった」と明言した。
チュロフ委員長はさらに次のように続けた―
「我々は各ビデオを、モンタージュの跡があるかどうかという観点からも、また中味があるかどうかという観点からも検討している。そこに、違反に関する具体的な情報が含まれているかどうかもだ。 原則として、違反に関する情報は含まれていない。」
なお、チュロフ委員長は、内務省の専門家達が参加して実施されている鑑識の結果はすべて公にすると約束したが、 モンタージュを加えるなどしたビデオ作成者の責任を問えるのかどうかについては「その問題は、ロシア連邦法の下には入らない。なぜなら、大部分の場合がマスコミではないインターネットやサイト上に載ったものだからだ。 しかし例外なくすべてのものは、広く社会に公開されるだろう」と述べた。
(リア・ノーヴォスチ)
(写真は活動する国際選挙監視団のメンバー)
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