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国際
ステルス流出の危機…青ざめる米 イラン軍が押収「無人機」を公開
5月に米軍がパキスタンでウサマ・ビンラーディン容疑者を殺害した際にも、容疑者が潜伏していた隠れ家の監視に使われたとされる。北朝鮮の弾道ミサイル監視のため、在韓米軍への配備も計画されている。
米紙ニューヨーク・タイムズは、RQ170はイランの核施設の位置を特定する地図の作成に使われていたと報じた。こうした活動は最高度の機密とされ、イラン上空での運用は徐々に頻繁になっていたという。
奪還作戦を断念
イランのメヘル通信は、イラン軍事当局筋の話として、ロシアと中国がRQ170の調査について協力を申し出ていると報じた。イランが申し出を許可すれば、重大な軍事機密がロシアと中国に流出し、米国そして世界の安全にとって深刻な事態となる。また、イランが核開発に加えサイバーハイジャックの技術を確立しているとすれば、対立するイスラエルにとっても大きな脅威だ。
バラク・オバマ米大統領は8日、イランの核開発に関連して「いかなる選択肢も排除しない。あらゆる可能性を検討しているということだ」と述べ、軍事攻撃の選択肢も排除しない考えをあらためて表明した。
米としてはイランの手に落ちたRQ170を奪い返したいところだが、米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米軍はRQ170を奪還または破壊する秘密工作活動を一時計画したが、リスクが大きいため断念したという。(SANKEI EXPRESS)
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