東京・丸の内で首都直下地震による帰宅困難者想定した実験 地下道で一夜過ごす
東京・丸の内で、27日から28日朝にかけて、首都直下地震による帰宅困難者を想定した実験が行われている。
27日、参加者は、縦180cm、横90mのマットの上にエアマットがあり毛布をかけたスタイルで寝た。
この実験は、東京湾を震源としたマグニチュード7クラスの首都直下地震が発生し、都心が48時間以上停電し、鉄道各線が運行を停止したなどの設定で、東京駅近くの行幸通り地下通路で、27日夜から28日朝にかけて行われている。
企画したのは、大学教授などで構成される東京駅周辺の街づくりをしている団体で、国土交通省や東京都も協力している。
参加者は、東京駅周辺に勤務する社会人や学生ボランティアら22人で、帰宅困難となったことを想定して、水や非常食、毛布などが配布され、一夜を過ごした。
参加者は「(非常食は)意外とボリュームあるなって感じもあるので」、「ちょっと寒さが不安なんですけれども、何とかしのぎたいと思います」などと話した。
この実験は2月にも行い、帰宅困難者に必要な物資や滞在するための環境を検証し、千代田区の防災計画に反映させる方針。
(01/28 07:08)