「神戸ビーフ」 海外に初輸出
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「神戸ビーフ」 海外に初輸出

1月29日 14時53分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

日本を代表する高級牛肉、「神戸ビーフ」が海外に初めて輸出されることになり、兵庫県加古川市で29日、中国のマカオに向けた初出荷の式典が行われました。

神戸ビーフは、兵庫県産の但馬牛のうち一定の基準を満たした高級牛肉です。式典は、加古川市の食肉工場で関係者およそ100人が出席して行われ、神戸肉流通推進協議会の喜多太見男会長が「神戸ビーフを名実ともに世界一の牛肉にするため、海外に販路を拡大していきたい」とあいさつしました。そして、第1陣として中国のマカオに初出荷される肉を積んだトラックが拍手のなか、出発していきました。業界団体によりますと、神戸ビーフは、最近は、国内での販売が不振であることや、農作物の関税撤廃などを協議するTPP=環太平洋パートナーシップ協定の動きもあることから、高級牛肉の消費が好調な海外への輸出を決めたということです。今回は、マカオにはおよそ200キロを輸出し、現地では100グラム当たり5000円前後で販売されるということで、協議会はさらに海外への輸出を図りたい考えです。式典に出席したマカオの食肉卸売会社の社長は「神戸ビーフはマカオだけでなく香港や中国でも有名なので、販売されれば大人気になるのでは」と話していました。