番組紹介
このFNSドキュメンタリー大賞は、FNS(フジネットワークシステム)各局の番組制作能力の向上と、そのノウハウの蓄積を図ることを目的に1992年に創設されました。
「番組制作」とはまさに生みの苦しみを味わうことです。日々のニュース取材の合間にコツコツと番組取材を重ね、もがき苦しみ時間に追われ、やっとの思いで55分にまとめる。その繰り返しが、各局の制作力を大きく向上させました。さらには、この枠で放送されたことが、一地方のローカルな問題だったテーマが、広くわが国全体の社会問題として認識されるきっかけになったことも、一度や二度ではありません。
「FNS28局がそれぞれの視点で切り取った28通りの日本の断面」「FNSの良心」などのキャッチコピーも定着し、FNSドキュメンタリー大賞は今や各局にとっても、FNS全体にとっても得難い大きな財産に成長しました。
各局が今回どのようなテーマの作品を出してくるのか。そして、どのような社会問題が提起されるのか、あるいは、どのような魅力的な人に出会えるのか。28局それぞれの切口を楽しんでいただければと思います。
みどころ
愛治ちんどんクラブの練習風景
20回目を迎えたFNSドキュメンタリー大賞受賞作品紹介。大賞は「ぼけやへん〜素人ちんどん 人生のキセキ〜」(テレビ愛媛)。素人ちんどんグループの1年を追った作品。
今回は、FNSドキュメンタリー大賞20回目の記念番組として、俳優・歌手である中村雅俊が、番組のナビゲーターを務めます。
中村は、昨年3月11日に発生した東日本大震災で津波の被害を受けた宮城県牡鹿郡女川町の出身。 震災後、何度も女川を訪れ、ライブなど様々な支援活動を行っています。
高齢化、教育、そして震災…今年度のドキュメンタリー大賞の受賞作品のテーマは、いずれも今の日本を象徴するものとなりました。そして、それらは都会だけでなく「地方」でより大きな問題として顕在化しているともいえます。
昨年の震災をきっかけに、「故郷」や「地方」の大切さに気付いた人も多いといわれます。 番組では、震災をきっかけに故郷への思いをあらたにしたという中村が、女川の思い出の場所を訪ね、地元の人々と触れ合います。
そして、故郷への思い、若き日に描いた夢、そして震災後に日本が向かうべき姿を語る中で、それとリンクするかのように受賞作品を紹介していきます。
スタッフ
【演出】
豊田亮介(フジテレビ情報制作センター)
【プロデューサー】
宗像孝(フジテレビ情報制作センター)
【構成】
川島浩司
【編集】
井上秀明
【デスク】
伊藤ひろみ