猫との付き合いは40年以上。元・猫のブリーダーとしての17年の経験を生かし現在は東京都動物愛護推進員…
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更新日:2007年05月10日
猫には猫に必要な栄養素があります。猫の栄養学を勉強して、正しい食事を与えましょう。猫の栄養学講座1回目は6大栄養素の「水」です。
大昔に学校で習った(私はですが)、6大栄養素を思い出してみましょう。
猫も人と同じく、水・タンパク質・炭水化物・脂肪・ミネラル・ビタミンという6大栄養素がないと生きていけません。しかし、猫が必要とする栄養素の中身は人のとはかなり違います。
今回からスタートするのは、「猫の栄養学講座」。
まずは、猫の必要な6大栄養素からひもときたいと思います。猫にはどんな栄養素が必要なのか?一緒に勉強してみましょう。
生き物すべてにとって、水がどれだけ大切なものかは今更の話ですが…。
猫の身体は、胎児期~未成熟期には80~90%、成猫になると60~70%の体水分で占められています。
もし、下痢・嘔吐・出血などで脱水し、体水分の10%が失われると重篤となり、15~20%以上損失すると体温調節ができなくなりやがて死に至ります。
猫の体重 |
^0.75の値 |
一日の必要量(ml) |
1kg |
1 |
70.00 |
2kg |
1.68179283050743 |
117.73 |
3kg |
2.27950705695478 |
159.57 |
4kg |
2.82842712474619 |
197.99 |
5kg |
3.34370152488211 |
234.06 |
6kg |
3.83365862547763 |
268.36 |
7kg |
4.30351707065885 |
301.25 |
8kg |
4.75682846001088 |
332.98 |
9kg |
5.19615242270663 |
363.73 |
10kg |
5.62341325190349 |
393.64 |
しかし、この必要な水分を猫はすべて飲み水でまかなっているわけではありません。4kgの猫は毎日牛乳瓶1本分の水を飲まなければいけない、とは考えないでください。
※もちろんたくさん飲んでくれる方がよいですが、一日に飲む水の量が体重1kg/100mlを超えると、今度は多飲の可能性もあり別の病気が疑われます。
健康な猫であれば、体が必要とする水分は自分で飲みます。個体差による飲水の好み、気温によって、また食べているものによっても飲む量が違います。
ただし、筋肉が良く発達している猫は、その筋肉の中に水分を蓄えておくことができますが、逆に脂肪がいっぱいついた太りすぎの猫は脂肪の中に水分を蓄えることができないので、水分摂取量を増やす工夫が必要です。
飲み水以外に、ドライフードを食べているのであれば、ドライフードには10%の水分が含まれているので1日100gのドライフードを食べている猫は、ここから10mlの水分を得ます。
缶フードを食べている場合は、その約75%が水分として取り込まれます。
水を飲んだり、ものを食べることにより体に取り込まれた水分を摂取水といいます。
別に、脂肪、炭水化物、タンパク質がエネルギーに分解されるときにおきる化学反応によって身体の中で作られる代謝水があります。