東京電力は19日、福島第1原子力発電所の電気設備の耐震性が足りなかったとする解析結果を経済産業省原子力安全・保安院に報告した。東日本大震災の地震の揺れに対し、1~2号機の遮断器と呼ばれる設備の耐震性が基準を満たす数値を1とすると0.8と2割足りず、新福島変電所の変圧器なども0.32~0.94だった。
東日本大震災では、遮断器などの故障が地震後の外部電源喪失の原因となった。保安院は今回の解析結果を受けて電力各社に対し、他の原発の電気設備についても耐震性を調べて対策をまとめ、2月17日までに報告するよう文書で指示した。
東電によると、福島第1原発の電気設備は設計基準を満たしていた。しかし想定していた揺れは最大300ガル(ガルは加速度の単位)だったのに対し、実際の揺れは福島第1で600ガル、新福島変電所で700~1100ガルに達した。
東京電力、福島第1原子力発電所、耐震性、電気設備
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