板橋区議会議員・元山よしゆき氏:汚染食品を子供に食べさせない親は利己主義

2012年01月26日 Saidani

翻訳:kawasaki

政治家の大部分は自己陶酔の満足のために政治家になるか、または政治家になった後に権力をもつことに目覚めて自己陶酔に陥るということは事実である。また、殆どの政治家は特別な利益団体または行動をする団体の金で買われ、そこから支持を得ることも事実である。そして 以下の政治家が何によって動機づけられているのかは分からないが、日本の小学生の健康や健康な状態を保つことが動機でないことは明白である。

東京都23特別区の板橋区議会議員は公式ブログに、児童の保護者で食品の放射能汚染を理由に子供たちに学校給食を食べさせず家から弁当や水筒をもってこさせようとしているが、これは第二次世界大戦後の教育によって教え込まれた利己主義が根源となっており、非科学的で流布流言によるヒステリー的行動である。

45歳の区議会議員 元山よしゆき氏のメイン・メッセージ: 「災害のダメージを直接受けていない我々は、東北の人々の苦しみを分かち合うべきである。」

ここにはいくつかの利益団体の存在の可能性が考えられる。原子力産業、文科省官僚とそこから利益を得る業界、農業関連業界などだ。もちろん元山氏には深い考えは無く、ただ自分の政治家としての権力に酔いしれていただけかもしれない。

以下は、元山氏のブログの翻訳(再翻訳)で、彼のものの見方を示すものである。

日曜の産経新聞のコラムに学校給食についての記事があった。学校給食は第二次世界大戦後始まった・・・(中略)

当時貧しい家庭の児童は弁当をもってこられなかったが・・・(中略)

学校給食が始まり、 皆が一緒に食べ、結束を固め、連帯感を強めると記事は言っている。

それが学校給食の教育上の意味である。

それが、いま一部の利己主義者によって揺るがされている。

彼らは原発事故後の放射能汚染問題をからませている・・・そして 食品の汚染問題のために学校給食を食べないで[子供が]弁当や水筒を持参する自由を要求している。

彼らは科学的根拠なしに地方自治体と争っている。

これは、流布流言の典型である。

震災のダメージを免れた我々にとって、 東北の被災地の人々の痛みを分かち合うことは重要である。

不便なものは取り除く、彼らの気にしていることはそれだけなのか?

日本人にいつこのような利己主義が生まれたのだろうか?

分かった。それは教育だ!

そうだ、そうに決まっている。子供を守る親こそが日本をダメにするのだ。間違えるなら、安全な方に間違うべきという古い原理を使えばそういうことになる。(もっとも政府は震災と津波以来その逆のことをしてばかりいるが。)  実際には、人々はすでに東北と福島の痛みを分かち合っている。被災地の復興のために政府は借金をしなければならなかったが、最終的な金の出所は個人の懐である。これらの個人は、政府の監督者、東京電力、原子力業界が互いに異常な癒着関係にあることを知り、それらに対する信頼を失ったばかりでもある。

これらの個人に対して自分の子供の安全を顧みず、政府の面子だけを守ることを期待するのは虫がよすぎる。彼らは、自分たちの子供が食べられる学校給食にするから税金を返せと言っているわけではない。

この議員だけが唯一の利己主義者で、支持者に対して責任のある親であることを責めているようだ。この人物は民主主義とは、関心のある保護者の声としてその代表を選出するのであって支配者を選ぶのではないということを忘れている。利己主義者はその反対を考えている。

最後に、これは 我々が批判的に見ている教育制度の手本にはならない。 以下は原文より。

そうだ、この議員の行動からもわかるように、明らかに戦後の教育制度は日本では大きな問題だ。

公衆を教育する意味では失敗だった教育制度は、その第一の目的であるおとなしいロボットの群れを作りそれを政治家と官僚階級に仕立て上げるのには成功した。議員は我々よりも雄弁に教育制度の害を語ってくれている。

 

  • Veritas21

    u00a0u3042u306au305fu3001u4ebau9593u6b62u3081u306au3055u3044u3002

News Photo