(cache) ネットゲリラ: 寒い冬にはカレー南蛮

2011/12/22

寒い冬にはカレー南蛮

奥三河の女
価格：￥ 1,200（税込）
発売日：2008-09-03

寒い冬に、意外に暖まるのがカレー南蛮。ちょっと唐辛子を効かせ目にするとバツグンで、食べ終わる頃には額に汗が湧いて来る。作り方はカンタンで、普通のうどんにカレー粉入れるだけ。まぁ、お約束で鶏肉と葱が入ったりするんだが、ところで鶏肉というと、箱根の登り口にあるヘルシーフーズさんちなんだが、例によって美味しい軍鶏を買いに寄ったら、おいらのサイトを見て東京から肉を買いに来た客がいたとかでおばちゃん、機嫌が良かったんだが、オススメだと出してくれたのが、「奥三河どり」というヤツ。「なんでこんなもんあるんだ？」自家で養殖した豚や鶏だけを売っているのかと思ったので聞いてみたら、ヘルシーフーズのダンナは鶏舎作りの名人で、時々頼まれて各地の鶏舎を作りに行くそうで、奥三河どりの鶏舎もダンナが作っているのだそうで、その関係で扱っているらしい。

奥三河どりというのは、地鶏ではなく、いわゆる銘柄鶏というヤツです。サイトを見ると、

愛知県奥三河高原の大自然の中で、
すくすくと育て上げた健康な鶏です。
鶏特有の臭さをなくし、旨味を引き立てるために
木酢精製液を添加した飼料で育て、
飼料から処理まで一貫生産加工管理のもと飼育、
処理されたおいしい鶏肉です。

説明がそう書いてある。鶏種としてはチャンキー種で、まぁ、普通のブロイラーなんだが、餌と育て方にこだわって、美味しい鶏を作ろうとしているらしい。おいらが買ったのはモモ肉の2kgパックで3100円だった。ネットで売っている国産ブロイラーの２倍くらい。ブラジル産の３倍以上なので、高いといえば高い。けれど問題は味だ。

さて、奥三河どりの肉は、市販のブロイラーより赤身が強くて、豚肉に近い色をしている。期待できそうです。皮をひっぺがして肉だけを食べやすいサイズに切る。皮は出汁に使う。出汁には、他に、昆布、田子の鰹節、宗田節と動員。コレを「返し」で調整するんだが、まぁ、「返し」でなくても醤油と味醂で可。普通の蕎麦屋うどんの汁になれば良い。他に、カレー粉一人前２～３gと片栗粉を水で溶いておく。鶏肉は、あまり煮過ぎないように時間を見計らって入れる。葱は、直火で炙って焦げ目を付けておく。他の素材をすべて鍋に入れ、いい感じになって来たら最後に水溶きのカレー粉と片栗粉。トロ味がついたら完成です。

おいら、スリランカに行った時に鰹節のカレーというのは食った事があるんだが、モルディブが鰹節の特産地で、インドでも結構ポピュラーらしい。インドやスリランカにあるくらいだから、蕎麦屋のうどん汁にカレー粉が似合わないわけがない。ちなみにカレー粉は定番のC&Bです。で、問題の鶏肉なんだが、ほどよい時間調整で、柔らかく煮えました。軍鶏はどうしても堅いので、「固くない高級鶏肉」としては良いかも。カレー南蛮では味がよく判らないのでフライパンで焼いてみたんだが、香りが良くて良い肉です。

投稿日 2011/12/22 伊豆グルメ | リンク用URL