伊達市旧小国の「もち米」基準値超 一部で流通
県は27日、特定避難勧奨地点が存在する地域などを対象に行っているコメの追加検査の結果を発表、伊達市旧小国村の2戸が生産したもち米の玄米から、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える700ベクレルと1110ベクレルの放射性セシウムが検出された。
このうち、1110ベクレルが検出された農家のもち米が、同市下小国の直売所「かぼちゃ」で昨年10〜11月、計39袋(57.5キロ)販売されていたことが判明、県などが回収を急いでいる。もち米は、1キロ、1.5キロ、3キロに袋詰めされて店頭に並んでいた。
県は、昨年末までに終了した緊急検査の結果から、もち米の追加検査を実施していた。直売所に並んでいたもち米は精米して販売されていた。1110ベクレルのもち米を白米にしたところ、470ベクレルだった。700ベクレルが検出された農家のもち米は、一般には流通していないという。
(2012年1月28日 福島民友ニュース)
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