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【大リーグ】イチロー 今季は2番!? ウェッジ監督が1番はく奪へ2012年1月28日 紙面から
【シアトル秋野未知】えっ、今季はイチローが2番!? マリナーズは26日、当地で記者懇談会を催し、エリック・ウェッジ監督はイチロー外野手(38)を定位置の1番ではなく、今季は2番打者として起用する方針を語った。メジャー11年間で未体験の打順だが、指揮官は「チームメートたちのためでもあり、イチロー自身のためでもある」と断言。まだ最終決定ではないというが、実現すれば、アスレチックスとの3・28日本開幕戦で「2番イチロー」がお披露目される。 ついに“禁断の果実”に手を出した。来季の打順について聞かれたウェッジ監督は真っ先にイチローの名前を挙げた。 「イチローを1番から動かす可能性を前向きに考えている」。直前のラジオ番組でも「いま誰かから頭に銃を突きつけられたら『1番から動かす』と答えるだろう」と本音を告白。それだけではない。ウェッジ監督は「現時点ではイチローに2番を、アクリーかフィギンズに1番を任せたい」と続け、何とイチローがメジャーで未経験の2番に据える可能性を示唆した。 その理由は、一にも二にも得点力アップだ。マリナーズは3年連続で得点がリーグ最下位。昨季のチーム打率2割3分3厘は、指名打者制が導入されて以降では最低で“安打製造機”を1番で起用し続ける余裕はないという判断だ。「うちの近年の得点力は受け入れがたい。はっきりさせたいのは、これはナインが一丸となるためだ。チームメートたちのためで、イチロー自身のためでもある」(ウェッジ監督)。 すでに昨季終盤、イチローとは打順変更について会談。指揮官は「チームのために最適の打順を組むことは、イチロー自身もよく理解してくれている」と51番の“聖域”に本腰を入れてメスを入れる構えだ。 それにしても、皮肉な話だ。イチローは年明けの公開自主トレで「今季はムネと1番を争う」と宣言。マ軍と今オフにマイナー契約を結んだ“まな弟子”の川崎を引き合いに出し、言外に定位置の切り込み隊長は譲らないとにおわせたばかりだった。3・28アスレチックスとの日本開幕戦は、イチローにとって波乱に満ちた“凱旋(がいせん)”となりそうだ。 PR情報
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