2012年01月26日

うまいもの旬香

/三夢來(さむらい)@神保町(千代田区神田神保町)にてソース勝盛/丸香@神保町にてかけに上天(長天)/うまいもの旬香@四谷/中華食堂日高屋新宿3丁目店にてチゲ味噌ラーメン/

 お昼は油そば三夢來(さむらい)@神保町(千代田区神田神保町)、去年の9月振りになります。
 油そばとサラダそばの二種類にグッと絞り込まれていたメニューにカレーライスとトンカツを追加してきました。
 カレーライスには牛角煮、からあげ、ソーセージ、コロッケ、ロースカツ、などがトッピングできます(トッピング無しのメニューは無いようです)。
 トンカツは「ソースカツ丼」と油そばにトッピングした「ソース勝盛」になります。
 麺の無料増量は新規オープンサービスだったらしく跡形もなく、即座に値段が分からないメニュー構成です。

 店内に入ってみるとその大量メニューに対応しきれずに券売機は撤去され、口頭オーダーの前払いに変わっていました。
 席のレイアウトは変わっていませんでしたが、入口近くのテーブル席にはお弁当が置かれていて客席としては使えません。
 オーダーして10分ほど待っている間に卓上の調味料をチェックしてみると酢、ラー油、ドレッシング、ソース、アオサ、胡椒、カレー粉、唐揚げ胡椒、醤油と沢山あります。
 刻みネギ(タマネギではない)とモヤシは卓上に常設されていますので、お好きなのをお好きなだけ。

 トンカツが揚がるまで待ってのソース勝盛160g780円、頼んだはいいけどどうやって食べるんだっけ。
 油そばだからラー油と酢を回しかけて全体を良くかき混ぜたいのですが、一口大に切り分けられたトンカツが乗せられているのでソースを掛けてから全体を良くかき混ぜてみました。
 うーん、油そばとしては美味しいとは思うし、植物油主体のさっぱりした後味も好きですが、トンカツはしっとりではなくさくっと食べたいですね。
 しかも刻み海苔とメンマがたっぷり、トンカツと言うことで千切りキャベツそれなりに入っていて、何を食べているのか分からなくなってしまいます。

 トンカツを拾いながら早めに食べ、途中からラー油と酢を回しかけて油そばとして食べました。
 最後に卓上にポットに入れて用意してある中華スープをいただいてご馳走様でした。

 店先を通る時に店外待ちが10人以下だったら並ぶことにしている丸香@神保町、今日は8人でした。
 うどん県で本物の讃岐うどん(本当の本物ではないけど)を食べてきたので、この店がどのくらいの味なのかが少しは分かるかなと。

 しばらく待って店内へ、今日はカウンター席に案内され、目の前でうどんを茹で、指で梳いて整えて盛り付けている所作がよく見えます。
 厨房の壁には電光掲示板のような大きなカウントダウンタイマーが掲げられ、店員さんは見ているような見ていないような。

 程なくしてかけ380円に上天(長天)100円、必ず角盆に乗せてくれるのもうどん県流とやっと知りました。
 前回食べた時はもの凄く美味しいと思ったけど、今は「東京では」と形容詞が付いてしまう味わい。

 分かりやすく言えば汁の出汁が濃い、関東人(正しくは関東で生活している人)の好みに合わせてあるのでしょう。
 商売にする以上はどんなに本物を出しても売れなければ、営業として成り立っていかなければ意味がないわけで。
 うどんは店内で打っているだけあってコシ、のど越し、いずれもうどん県のうどんと遜色がないですね。
 「天ぷら」は関東で言えばさつま揚げ、とても東京で練り上げたとは思えない本場の味だと思ったら、香川から直送されているとのこと。

 一緒に食べるというより別々に食べる感じ、なんかまたうどん県に行きたくなってきたぞ。
 ご馳走様でした、次はいつ食べられるかな。

 夜は会社の部下とうまいもの旬香@四谷、ずっと行ってみたかったお店で無理矢理付き合わせた感じ。
 四ツ谷三丁目駅と新宿御苑駅のちょうど真ん中、ラーメンフリーク的に説明するとむろやの先、四谷ラーメンの二階。
 部下は既に来ていてカウンターで待っていてくれて、他にお客さんがいなくてちょっと寂しい感じ。
 程なく何組ものお客さんが来ましたけどね。

 先ずは生ビールで再会を祝して乾杯、壁一面に料理名が貼り出され、小料理屋でよく見掛ける冊子にも書かれていましたが、この日は全く見ていません。
 昔、ブログをやっていた頃はお品書きを全て撮影し、料理も全て撮影し、一品、一品、下手な写真に分かりにくい説明を付けていたものですが。
 この頃ではまず料理の名前が分からない、って、お品書きにない料理を食べていることが多いし、値段もあったりなかったり時価だったりするので、ブログに書いても何の情報にもならないし。

 一品目が空豆(だと思う)、しっかりと塩ゆでしてあるけれども皮の固さも残っていて、食べている間はしばらく黙ってしまう。
 抹茶塩が添えられていたので、そのまま食べるだけではなく塩を付けて食べても美味しい。

 お任せでお願いした刺身の盛り合わせ。
 刺身の盛り合わせを頼めば大抵は鮪や鰤の厚い切り身とむき身の貝、場合によっては高い鮮度の烏賊や蛸が添えられているのですが。

 〆鯖、鮪の中落ち、馬糞海胆、鯛(だったと思う)と刺身は一品だけの盛り合わせ、これは驚きました。
 さらにカワハギの肝で作った合わせ醤油、言葉をなくすほどの味に知らないうちに目を閉じていました。
 店主さんの前職について色々と聞いてはいましたが、昔何をしていたかではなくて今なにをしていてこれから何をしていこうとしているのかが大切。
 築地や銀座ではこの程度の料理は普通に出てくるのだろうか、この程度の料理なんて料理と呼べずに出されないのだろうか。

 秀逸だったのは中落ち、大抵はわさび醤油で食べるのだけど何も付けずに食べた方が美味しかった。
 熱燗を何本か空けたところで「何か焼いてください」とお願いすると、卓上の七輪を用意しながら「お酒に合うかと思いまして」とイカの腸でこしらえた寒天。
 魚が焼けるまでの場つなぎかと思ったらとんでもない、値段を聞くのは(聞いていないけど)怖いほどの美味しさ、辛さと苦さの先に甘さと柔らかさを感じます。
 さらっと出して来たけど想像出来ないほど手が込んでいる、どうしてこう、いい店というのは交通の便が悪いのだろうか。

 鮭のハラスはオーブンで、ししゃもは七輪で焼いてくれました。
 ししゃもは雌の卵を好んで食べる人が多いですが、私は身が食べたいので雄が好きなんですよ、と話しかけたら既に雄が焼かれていました。
 写真を撮るのももどかしく頭からがぶり、ああ、美味しい。

 徳利を何本も空けて、そういえばツイッターで何度も見掛けたコロッケ、平べったい形ではなく丸に近い。
 丁寧につぶしたジャガイモがたっぷりでほっくほく、最後の一品まで全て美味しかったです。
 まあ、値段もそれなり、それでも銀座の会計に比べたら半分じゃないかな。

 友達とは駅で別れ、1人、なんとなく中華食堂日高屋新宿3丁目店@新宿三丁目
 満員かと思うほど混み合っていて、わずかに空いていたカウンター席に案内されました。
 毎季節ごとの限定メニュー、今月はピリ辛の味噌ラーメンのようです。

 この店のウリというかヒキは280円のラーメンでしょうけど、お客さんの殆どはセットメニューかアルコールを飲みながらの食事、ラーメン単品販売のお店よりずっと客単価が高いことでしょう。
 どうでもいいことですが新宿には日高屋が6店舗あり、その4店舗目、全店制覇しても何にならないばかりか「こいつ、バカだな」と後ろ指指されること間違いなし。

 程なくしてチゲ味噌ラーメン560円が受け皿付きで運ばれてきました。
 辛さ抑えめというか初めっから殆ど唐辛子の入っていない辛味噌ベースの味噌ラーメンです。
 タマネギとニラを玉子でとじてあって、美味しいとか美味しくないとかを論じるラーメンではなく玉子はやっぱり美味しいなと感想を言うラーメン。
 細麺はややダマになっていましたが、それはそれで自分でほどけばいいことで、ゆっくりと食べました。

 さて、まだ時間も早いけど帰るか。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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