緊急手術をし ICU に入って 何日目だったろうか…
私は ソーシャルワーカーに呼ばれた…
内容は
「入院の為の保証人 この先 万が一の事があった場合 ご遺体の移動 火葬の申請 をするには 身内の方の承諾がなければ何もできない…○○さんに お身内の方の連絡先を教えて欲しいとお願いしても 頑なに断られる」だった…
これだけの事は 私がしたくてもできない事で 私がするとなっても それには 身内の方が この人に委任します と承諾が必要との話だった…
どちらにしても 身内と連絡をとっておかないと 万が一の時 身動きがとれなくなると ソーシャルワーカーは心配していた…
私は彼の元に行き
「連絡先が知りたい…」と話た…
「連絡する必要はない…」
案の定の答え…
私は 真剣に 彼の目を見て話た…
「あなたの事は 何があっても 私が最期までそばに居る…でも 私だけではできない手続きや保証人がいる…ちゃんとお父さんやお母さんに連絡をしておかないと 何かあった時 私はあなたに何もしてあげられなくなる…身よりの無い人となり 役所の人にあなたを渡さなければならなくなる 身内の連絡先があれば私が最期までそばに居てあげられるから 教えて欲しい…」
彼は もう何十年も連絡をとっていない 遠い記憶の中の 実家の電話番号と住所を ポツリ…ポツリ…と私に言った…
ありがとう…
これで私はあなたのそばにずっと居られる…
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