緊急入院 手術の翌日…
私の立場と 彼が身内に連絡をとらないと言う事から
医者が「ソーシャルワーカー」と言う相談員を紹介してくれた…
入院 手術の手続き上の事から
私の気持ちの事まで 全ての相談に乗ってくれる…
私には 神様のような人だった…
ソーシャルワーカーの先生には 彼との全てを話た…
そして 最初に言われた言葉は やはり…
「あなたはこの状態になっても別れないんですか…離れないんですか…」 だった…
「別れる事も離れる事も今すぐにでもできる事かもしれません…でも私は簡単にできる別れる方は選びません…私は彼と一緒に頑張ります」と伝えた
「今までこの仕事をしてきて あなたのような立場の人に何人か会った事があります でも全員別れて離れて行きました 実際問題 この立場で相手の死を看取るなんて体力的にも精神的にも負担が大き過ぎますよ」
と淡々と言われた…
「全てわかった上で私が決めた事です 後悔するような選択はしたくないんです 仕事も辞めて来ました 力を貸して下さい」
納得してもらえた…
そして…
あなたがそこまでして頑張る姿は僕の気持ちを動かされました
もし僕が彼の立場だったら あなたのような人を愛したいし あなたのような人に愛されたいです
仕事上 感情や自分の意志を入れてはいけないんですが 僕は僕個人としても応援して行きます…
と言ってもらえ その言葉は本当で
…
そこから 数えきれないほどの相談をしたけど そのたびに…
これはソーシャルワーカーとしての話です…と言って 形式上の話をしてくれた後に
ここからは 僕の独り言ですから…と言って 形式上でなら無理な事でも この裏技を使えば可能です…と教えてくれた
ベッドの上で起き上がれない彼の代わりに 私には 数多くの手続きが待っていた…
身内でなければできない手続きも ソーシャルワーカーの先生が話を通してくれて 私が行ってもできるようにしてもらえてた…
入院…手術…と落ち込んでいる間もなく 彼の容態は安定せず ベッドの上から起き上がれない状態の中で私は 毎日いろいろな事に追われる生活をしていた…
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